MONOCOQUE BODY
現在主流となっているボディ構造のモノコックボディは、シャシーとボディ構造の二つを兼ね備えた、いわば一つの箱です。 箱の中には幾何学的数値群が幾つも集合しており、走行性能に最も影響する数値群をシャシージオメトリーと呼びます。
シャシージオメトリーはボディ剛性に依存されながら走行性能を決定します。 これらシャシージオメトリー及びボディ剛性の定義に基づき弊社のテクニカルポリシーが誕生しています。
 

CHASSIS ALIGNMENT
ボディ管理の基本がシャシーアライメントです。シャシージオメトリーすなわちボディ内に存在するサスペンション取付ポイントを3次元計測し最適化することを意味します。 ショックアブソーバーアッパーマウント取付部に始まり、前後サイドフレームのクロスメンバー&サブフレーム取付部、各アッパー&ロアーアーム取付部等が主要ポイントです。 シャシージオメトリーを最適化してこそホイールアラメントやコーナーウエイトそしてサスペンションが本来の機能を発揮するといっても過言ではありません。

 

BODY ALIGNMENT
シャシーアライメント以外のボディをアジャストするのがボディアライメントです。
ボディアライメントは直接走行性能と因果関係が少ないことが多く、たとえばエンジンルームの対角2点間距離が基準値より8.5mm誤差が発生していたとしてもシャシーアライメントに問題がなければ、走行性能に問題は発生しません。ただしフェンダーや隣接する外装パネルの立付精度は著しく低下しますので、自動車工業製品としては一定の基準を必ずクリアーする必要があります。

 
RIGIDITY SCAN
ボディは鋼板の組み合わせで構成される為、全体がバネ要素の集合体と考えられています。その為たわみやねじれは自動車が走行中発生する自然な現象で、それらは車体の剛性感としてドライバーに伝達されます。車体剛性自体はサスペンションシステムを介してスプリング&ダンピングシステムを作動させ、その運動性能を含めて走行フィーリングに影響します。弊社はボディ剛性を測定及び調整することでアクシデント等の復元時は勿論のこと、シャシー&ボディアライメントと組み合わせることにより様々なボディーのカスタマイズが可能です。
 
RUST PROTECTION
モノコックボディの内部及び細部を防錆処理することをルストプロテクション=防錆処理と言います。経年変化又は固有振動の発生等によって剥離すると予測される電着塗膜に代わり、材料自体がコンマ数ミリの隙間に浸透しやすい特性と柔軟性を持ち、スポット溶接のナゲット周辺を囲い込み、錆によるモノコックボディの剛性低下等のトラブルを防止、軽減いたします。

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